アフリカGSおじさんのブログ

CRF1000LとR1250GSAに体力吸われているおじさんのブログです。

ゴールはどこだ!?クリスタルラインを往く!

 

梅雨ですね。週末限定で雨降るのホントひで。
という訳で雨上がりの日曜日にクリスタルラインに出撃してきたゾ〜。

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クリスタルライン山梨県の山梨市から北杜市にかけていくつかの舗装林道をつなげただけの総称で、総延長68.1キロと奥志賀スーパー林道なみの長さを持つコースだ。途中、大弛峠や乙女高原などいくつかの登山口や観光地っぽいものはあるが、秩父山系と八ヶ岳の山中を横断するだけの道なので、この道をドライブしよう♪とかいう酔狂な人はほとんどいない。登山者もしくは川上牧丘林道帰りのオフ車兄貴、温泉帰りで帰り道の選択を誤ってしまった観光客、そして私のような少数の特殊な人しか利用しない道だ。(きっぱり)

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さて、山梨市側からクリスタルラインに入る場合、国道140号(雁坂みち)から入る。この道は秩父から雁坂トンネル(有料)を通って三富、牧丘、石和温泉方面に通じる道で、そのまま西関東連絡道なるバイパスに乗れば国道20号甲州街道)につながっている。関東民は秩父方面もしくは中央道で一宮御坂ICからくるといいのでは。

クリスタルラインに入る道は牧丘・室伏両トンネルの間にあり、甲府方面からだと牧丘トンネルをくぐってすぐの交差点を左折、秩父方面からだと道の駅からすぐの室伏トンネルをくぐって右折となる。

甲府側・牧丘トンネル手前には朝7時くらいから開いているJAのガソリンスタンドがあります。突撃前に給油していくことをおすすめします。

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ちなみにそのガソリンスタンド手前にある交差点から琴川ダム、乙女高原に行けるとあるのですが、こちらはクリスタルラインではないのでご注意。

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あれーなんか違うなあ?と10キロ近く走って引き返しているので検証済みです。

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さて、集落を抜けて標高を上げていくと濃霧でした。この時点でバイクは洗車不可避だな・・・と覚悟を決めたのであった。塩山駅方面に行く市営バスの待機場所をこえると人家がなくなります。ついでに交通量もほとんどなし。

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うん・・・

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地面が完全ドライで快晴なら楽しいと思いますね。

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まあ晴れているのに濃霧は運が悪かったな〜。早朝だしな〜。

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霧が薄れて太陽が出てきました。

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見ての通り結構標高の高いところを走ります。ただし眺望はそんなに良い訳でもなく、開けた場所は限られています。ほぼ景色は山の中と思ってください。

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キレイに見えるだろ・・・すでに落ち葉ペーストでコーティングされてるんだぜ・・・。

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琴川ダムに到着しました。
人気(ひとけ)があるのもここまでかなあ。

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川上牧丘林道の大弛峠方面は直進、クリスタルラインは左折です。

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クリスタルラインといいつつ、既存の林道を単に結んでいるだけなので林道と林道の間にはこのような表示板があります。この表示板に従って行けば8割方は完走できます(意味深)。ただし北杜市側からは、この看板を見つけることができなかったので、初めて訪れた人は混乱すること間違いなし。おおむね封鎖されてますが、林道の支線自体はたくさんあるので・・・。初回は山梨市側から来ることをおすすめします。

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琴川ダムのはじっこを橋で越えます。

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看板をよく見ないと牧丘町のスタート地点付近まで戻ってきてしまうというトラップがあります。上の方で間違えた!って書いた道はここに至ります。クリスタルラインスイッチバックみたいな感じで右折してさらに標高をあげていきます。

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乙女高原付近を走ります。
クリスタルラインなんて名前をつけるだけあって、ほかの舗装林道に比べるとメンテナンスされているのか落石もすくなく、走りやすいです。ただし雨あがりだとペースト状になった落ち葉でバイクがコーティングされるので洗車不可避。

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かろうじて右にある看板でクリスタルラインは直進であることがわかりますが、標識の表記が統一されていない(クリスタルラインの表記があったり、なかったり)ので、メチャクチャわかりにくいです。ここは左折すると昇仙峡に出るか、もしくは武田神社甲府市街方面へ行ってしまいます。

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景色は変化に乏しいものの、山の中のツーリングが好きな人は楽しめると思います。

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たまに標識のない分岐もありますが、そういう時は直進です。

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全行程のうち半分くらい進むとだんだん路面が荒くなってきます。
場所的に言うと、甲府市の看板から先は段差やアスファルトのえぐれが多くなり、いきなりハンドルを取られることがあるので気をつけて走ることをおすすめします。落石は相変わらず少ないので、前回までの舗装林道に比べればまだ楽。

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まーたクリスタルラインの表記がありませんが、
ここは右折して木賊峠方面を目指します。

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振り返るとあったりしますが。
うっかり直進すると目もあてられない。

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道がより細くなります。
車なんかほとんど来ないからあまり気にしなくていいけど。

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北杜市須玉町に入りました。なんだか八ヶ岳っぽいというか高原エリアっぽい風景になります。気分転換できて良い感じです。

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甲府市須玉町の境界は少し道幅が広いので一休みするには良いポイントかも。

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風景がちょっと変わってきましたね。

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麦草峠とか裏ビーナスとかそんな雰囲気ですね。

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みずがき山の山荘などを経て、人里まで下りてきました。

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県道610号の合流地点です。ここはまだゴールではないはずですが、もはや標識にクリスタルラインの記載がない(笑)。右折すると長野県に行ってしまうので、左折してみます。

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大変素晴らしい快走路です。
いままでの舗装林道でたまったストレスが一気に霧散していく感じです。快走しすぎて本来曲がらなければならないところをひたすら直進してしまったようです。

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なんと塩川ダムに着いてしまいました。
クリスタルライン北杜市側の起点・終点は清里近くのはずですので、南下しすぎたようです。標識はちゃんと見ていたつもりなので、おそらくクリスタルラインという表記はなかったはず。しまった・・・。

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しばし南アルプスを見ながら考えます。
・・・・・・。

 


面倒くさいからそのまま帰ろう(笑)。

という訳で引き返さず、韮崎ICから帰宅しました。
おそらくあの黄土色っぽい看板をたどれば良かったのだと思いますが、それならそうと「クリスタルライン」っていれてもらえれば迷うこともないはず。案内が中途半端すぎますね。

起点・終点・途中ともに見所があるわけでもないので、一度走れば十分ではありますが、路面ドライで快晴の日であれば、結構楽しく走れると思います。でもまあ、ここまで来ちゃえばメルヘン街道からのビーナスラインの方が多分楽しい・・・。

交通量は極めて少ないので孤独を愛するライダーには向いています(笑)。アドベンチャー感はありますね。

場所的に秩父方面からセットで・・・と考えてしまうかもしれませんが、ちょっと距離がありすぎます。また舗装されているとはいえ、やはり林道はそこいらの県道よりも気を遣うため長時間走ると疲れ方も大きいと思います。

欲張りすぎると帰路がきつくなるので、1日最低400キロ以上走らないと死ぬおじさん以外はおすすめしません。

山奥なので携帯は一部を除いて圏外です。走行時はこの点、ご注意ください。