おいヤメルルォ!舗装林道 豊岡梅ヶ島線・湯之奥猪之頭線を往く
まーた小石君か壊れるなあ。
という訳で、朝もはよから新東名新静岡ICまで走り、2つの舗装林道を走って参りました。静岡の奥地・梅ヶ島から山梨の身延町に至る舗装林道「豊岡梅ヶ島線」と前回の三石山線から分岐して富士宮に至る「湯之奥猪之頭線」です。
新静岡ICから県道29号(梅ヶ島街道)をひたすら北上します。IC下りたら左折するだけなので迷うことはないでしょう。
早朝でライダーもまだほとんどいないので超快走路です。ところどころ林道みたいな細さになり、梅ヶ島が近くなってくると山道になります。
通行できるようですね。
去年久しぶりに復旧・全線開通したということで一度行ってみたかったのですが、まごついているうちに冬季閉鎖になってしまったのでした。
梅ヶ島エリアに入ると、大体こんな感じです。
新静岡ICあたりでは大きかった安倍川も、のどかな感じになり、右手に旅館が見えてくると県道の終点梅ヶ島です。
この坂をあがっていくと林道入口です。身延町まで通行可能ってちゃんと書いてありますね。温泉?そんなもんスルーよ。
路線バスの転回場をすぎると、すぐに舗装林道めいてきます。
フーン、普通じゃん。(安堵)
やがて管理所という名のプレハブとゲートが見えてきます。
もちろん通行可なのでゲートは開いています。
鯉ヶ滝なる滝があります。
眺望はよくないけど、まあまあ風光明媚な景色が続きます。
小石がまれに落ちているけど、ひどいというレベルではない。
たまにこういうシーンにも出くわすけどね。
新緑に囲まれて気持ちええんじゃ!!
マイナスイオン出てる〜!よくわからないけど!!
やがて安倍峠をのぼって県境をこえます。山梨県に入ると・・・
富士山が見えます。キレイ・・・ガスがかかっていてもキレイです。
そして眼下には身延町が見えますね。素晴らしい景色です。
これから始まる地獄の前にはふさわしいご褒美と言えるでしょう。
お察しかもしれませんが、山梨に入ると路面が極端に悪くなります。小石もひどいがなにより砂というか砂利というか、タイヤがよく滑る要素満載でライダーの心胆を寒からしめます。しかも峠から下っていくので延々と下り坂です。
これで軽い方です。ひどい方は停車するのも嫌なので撮ってません。
こういう道には本当に気をつけてください。
20キロ程度の速度で対応しないと容易に後輪がズルルルっといきます(いった)。下り坂と砂利の組み合わせがこんなに恐ろしいとは思いませんでした。オフタイヤとかどうなんだろう?グリップしなくて余計に怖い気がするのですが。
合間合間に富士山ポイントがあります。
つづら折りに下りてきているだけなので基本同じ景色です。
やっとゲートに到達しました。
豊岡梅ヶ島線完走です。
---(以下コメント)
山梨側の道がひどいです。砂がまんべんなく路面に落ちているので1〜2回は怖い思いするんじゃないかと思います。安全に完走したいのであれば山梨側から登って、比較的きれいな静岡側を下るという走り方が良いと思います。
静岡市から身延町まで直接行き来できる道なのですが、ショートカットとしては当然のことながら機能せず、あくまで梅ヶ島温泉に行くためだけの道だと思います。静岡市街から身延・甲府方面に行くのであれば新東名+中部横断自動車道の方が早く移動できるでしょう。二輪ETC割引の東名・中央道コースなら定額の範囲内です。
結論:1度行けば十分
林道をさらにくだって大城という集落を経て、
国道52号に合流身延山に向かいます。
これを買うためにな!(2枚1,400円でした。)
さて、富士川を渡り下部温泉に入り、
下部川を右手に見ながら湯之奥猪之頭線に向かいます。
遠くに三石山線が見えます。
こちらも十分山の中なので、やはり標高の高いところ走っていますね。
湯之奥集落につきました。
ここから毛無山をこえて静岡県富士宮市に入ります。
看板を見ると林道に至るまでは2つの道がありますが、1つは石畳の急坂なので滑って転倒する危険もなきにしもあらず・・・なので太い道で示している迂回路をとることにします。こんなところで転倒したら笑えない・・・。
右にある坂道が石畳の急坂。
私は遠慮しておきます(きっぱり)。
なんで看板がボコボコなんですかね・・・。
集落が近いせいか、しばらくは普通の舗装林道です。
相変わらず新緑がキレイです。
毛無山の登山口(簡易な駐車場あり)をすぎると本領発揮。
豊岡梅ヶ島線以上の滑りやすさ&小石の多さでライダーを殺しにかかってきます。これは本当に怖かった。すべるというより転びかけました。それも2〜3度。
おそろしすぎてほとんど停車せず一気に山を下りていきました。
ここを走る上で最も注意していただきたいのは、このような橋の手前にある砂利と段差です。堆積した砂利をどうやっても踏むようになっており超怖い。うかつに停車しようとすると、ブーツが砂で滑ってそのまま転倒しそうになるオマケつき。ヘルメットの中で絶叫していました。できるだけまっすぐに最徐行でこえることをおすすめします。
この隧道をこえるともう静岡県です。
そして隧道を出たところが富士山絶景ポイントです。
絶景だけどここまでくるのが大変です。
静岡側は山梨側よりマシだけれども、落石は逆に多い印象です。
崩落も多いです。
うん・・・。
小石の類は踏まないと進めないので諦めてください。
途中パラグライダーが飛び立つポイントがあるのですが、ここが割とくせ者で、下の国道沿いにある店から発進ポイント(というのかどうかわかりませんが)まで送迎するバンが結構な頻度でのぼってきます。道がとても狭いのに我が物顔でのぼってくるので、おじさん、ちょっとムカついちゃった・・・!
富士宮までの下り坂もこんな感じだしさ・・・。
やがて森の中っぽい風景になってくると林道も終点です。
林道湯之奥猪之頭線を完走しました。
道なりに行くと国道139号に合流します。
朝霧高原・放牧場の手前に出てくるような感じです。
---(以下コメント)
豊岡梅ヶ島線と同じくらい走りにくいです。
富士山がみれる絶景ポイント以外これといって特徴もありません。こちらも走るのであれば今回と逆ルート(静岡側)から上がっていく方が安全だと思います。砂と小石の攻勢に疲れ果てること間違いなし。これならば三石山線を延々と走っていた方が景色もいいし、途中飽きたら人里に戻ってこれるしで楽しいと思います。
結論:2度といかない
このあとは139号を走り、河口湖〜山中湖〜道志経由で帰宅。
日中の道志みちは色々すごいですね。(早朝しか行ったことない派)
なんつーか、近くに快走路があるなら無理して舗装林道とか行かなくてもいいんじゃないかな、って思いました。