はじめての・・・
アッアッ自分ちの駐輪場でバイク倒しちゃったよぉ・・・。
事件は早朝というか真夜中に発生した。
その日は関東と関西の同業者5人で金沢までマスツーするという一大イベント当日。集合場所の白川郷に向けて出発、出庫させようとバイクを押し引きしていたところ、いつのまにかサイドスタンドがあがっておりいったんバイクを置こうとした瞬間左に大きく傾いてアッというまに横倒し。
写真は少し移動させた後ですが、倒れた時は運悪くスクリーンが壁に当たり、ベキベキっと恐ろしい音をたてながらバイクが沈んでいった。
引き起こしてみると、
・スクリーンにやばい傷
・スクリーンステーがまがる
・ミラーに傷
・エンジンガードとステップ、タンデムステップにちょい塗装はげ
という感じで前からみるとちょっとした事故。
意外にもカウル類には一切ダメージはありませんでした。
壁にぶち当たらなければほぼノーダメだったなこれは。
カウル類やタンクなどに被害が及ばなかった一等功労者はこれ。
GIVIのクラッシュガードバッグだ。他社からも色々出ているかと思うが、私はこれに雨具やタオルなど布系のものを入れてパンパンにしていたため、倒れた際にこれがクッション代わりになってくれたのだ。1枚目の写真を見ると前輪も後輪も浮いているのがおわかりだろうか?とりあえず布でパンパンにしておけば、ダメージを吸収しつつバイク本体もほぼ地面に接地させずに済むのだ。(あくまで平坦な地面の場合ね。)
やわらかガードのおかげで倒すと曲がると評判のアフリカツインのクラッシュガードも無事だった。
すべてのアドベンチャーバイク乗りは至急ガードとバッグをつけよう。確実にあなたのバイクと財布を守ってくれるぞ。
ところで、このGIVIのクラッシュガードバッグは5リットルしか入らないんだけど、試しにどれくらい物が入るか試してみたら結構入ったので書き残しておく。
・シュアラスターのタオル2枚
・ワークマンの雨具上下
・モチュールのパンク修理剤
・濡れティッシュ
・フクピカ
・シューズカバー
・タナックスのツーリングネット(大)
・ワコーズのチェーンルブ(誤噴射防止のためジップロックに入れる)
・ウェス
これが全部入ってしまった。
なかみを全部着替え類にすれば1泊旅行にも耐えうるかもしれない。GIVIの用品にしては比較的入手しやすいので絶対買うことをオススメする。
最悪バッグとして使わなくてもカッコイイクッションだと思って活用すればいい。1回コケただけで元は取れるぞ。
話を元に戻すと、スクリーン周りが悲惨なデザインになっており、なにしろスクリーンもはずれかかっていたし、走るとパカパカ音はするしで、これでは「私はバイクを倒しました」という札を首からさげながら走っているようなもので、機能的にも精神的にも長距離ツーリングには耐えられないと判断し、「こかしました。ごめんなさい。」と仲間に連絡。走行距離0メートルで断念というレア案件がここに成立した。まだ普通に立ちゴケしたほうがなんぼか救われていたような気がする。
みんながお楽しみ中()のところバイク屋におもむき修理を依頼。
一番厄介だろうなと思っていたスクリーンステーはなんと整備士さんが「鉄だから曲げてなおせる」という頼もしい一言を放ち、よく見ないとわからない程度まで元に戻してもらうことができた。ちなみに該当部品はASSYなのでお高い。交換すると工賃込みで約27,000円だ。神は近所にいた。
スクリーンもおそらくコンパウンドみたいなもので元に戻せるという話だったが、1層削り落とすことになるので紫外線でそこだけ劣化して白くなるそうなので交換することにした。ついでに純正ハイスクリーンに変更。ミラーも1本5000円ちょいだったので交換。国産車は1営業日で部品が届くのでいいね。これが外車で部品海外から取り寄せとかになったら・・・。総計は大体今回の旅費の予算と同じ程度だった。行かなくても同額使った私はえらい(断言)。
その後、私を励ますために楽しい白川郷観光、夜の金沢での宴など続々と送られてくる写真を見ながら、私は日高屋で内蔵をやられたおやじの息のような臭いを放つ「モツ野菜ラーメン」を食べて部品が届くのを待った。
そして2日後。
復活。
ハイスクリーンは9センチアップしたおかげでどうやっても視界にスクリーンがはいってくるのでちょっと嫌。これだけ長けりゃ防風機能はアップしてると思うけど、高速道路走らないと真価はわからないかなといったところ。
みんなもサイドスタンドはちゃんとおりているか確認しようね♡