熊野三山ツーリング
本年もよろしくお願いいたします。
ここ数年おなじみの年明け紀伊半島1泊ツーリングに行ってきました。
今回は、そういえば熊野三山(本宮大社、那智大社、速玉大社)を一挙攻略したことはなかったな、ということで初詣がてらまわってきました。
同じこと考える方は多いかなと思いますので、参考まで。
極寒の東名高速を西進。寒波&降雪の影響で年末年始はどっか行こうにも寒すぎるという、大問題に悩まされました。(夜明け前の寒さはまじでヤバいんだよ!)
関東圏から紀伊半島へ向かい、熊野三山参拝をする場合は、
国道42号経由だと速玉大社→本宮大社(前後逆でもあり)→那智大社となるでしょう。
五條から天辻峠越えて国道168号で入る場合は本宮→速玉→那智となります。
冬場にバイクで天辻峠こえるのは凍結の危険性を考慮すると、よそから訪問する身としては、あまりよろしくないような気がするので、初詣シーズンは尾鷲経由の42号で新宮市に入ることをおすすめします。
速玉大社:
平地にある上、三重県方面から新宮市に入ってすぐなので、一番アクセスしやすいです。駐車場から社殿まで至近距離。クルマでいくと熊野川沿いの離れた場所に誘導される可能性もありますが、バイクはまず間違いなく敷地内の駐車スペースにとめることができるでしょう。
本宮大社:
新宮市街から国道168号を北上すること約45分。
熊野川を左手に見つつ、風光明媚でなおかつほどよくワインディングも楽しみつつ、走ると本宮大社に到着します。ここいらへんまでは真冬でもバイクの走行に問題はありません(経験上)。川湯温泉などの温泉街にも近く、近辺で1泊するもあり。
バス停や熊野本宮館などの建物のある敷地内にバイクは無料でとめることができます。道路をはさんで反対側はすぐに本宮大社の敷地です。参拝にはすこーーーし階段をのぼることになりますが、バイク用装備でも問題ないです。
飲食店も数店あるため、ここで昼食をとるのもあり。
大きな鳥居でおなじみの大斎原参道へは、バイク駐車スペース脇の階段からアクセスできます。割と便利。
那智大社:
バイク乗り的には一番難度が高いのが那智大社。
なぜ難度が高いかというと、山登りがあるからです。
アクセス自体は紀勢道の那智勝浦ICから那智山に続く県道をのぼること20分程度で、悪くありません。が、まず公営駐車場はバイクお断りで那智滝至近の臨時駐車場が使えません。また、800円払うことで社殿に至近の駐車場まで防災道路をつかって乗りつけることができるのですが、こちらもクルマのみで、バイクお断り。必然バイク乗りは山登りを避けられないことになります。
駐車場は民間のお店が200円〜500円で駐車場を貸してくれます。「美山亭」という場所が一番便利かも。
那智滝と那智大社は離れており、なおかつ道でつながってもいないので、どちらから先に行くかは自由ですが、那智滝の参道の方が楽なので最初に行っておいたほうがいいかも。
那智大社は臨時駐車場そばの山道か、県道を少しのぼった先にある参道からあがっていくことになります。どっちが楽かと言えばコンクリ階段が整備された後者。前者はガチ山のぼりで、途中前述の防災道路にぶつかるので、そちらを歩いていくのもありです。どちらも多分20分くらいはのぼります。
底が板みたいな堅さのライディングブーツなどで挑むと、筋肉というか骨にくるものがあるので、可能であれば運動靴に履き替えて、ブ厚い冬ジャケットを脱いで行くと後悔せずに済むでしょう。(後悔した。)
1日で三個所巡ることはできるか?
朝というか真夜中1時くらいに関東圏出発すれば可能でしょう。ただ那智大社の通常期の参拝時間は15:30までとウェブサイトにあったので、かなりの強行軍になりそう。速玉と本宮大社をすませてから紀伊勝浦駅周辺のホテルで1泊して翌朝参拝して帰るほうがよさそうです。私はそうしました。
紀伊半島はバイクツーリングするにはうってつけの場所なので、暖かくなったら再度出撃予定です。