紀伊半島偵察ツーリング その1
前回の152号ツーリングが雪で阻まれるという消化不良っぷりだったので、スッキリ新年を迎えるために1泊で紀伊半島に行ってきたゾ〜。
今回の目的は、初紀伊半島ということでまずは偵察がてら浜松から和歌山までつながる国道42号(途中伊良湖〜鳥羽はフェリー)と311号の一部を走ります。さすがに1泊で紀伊半島ぐるっとやるのは体力的に無理。まずは継続的に出撃しても良い地か味見をするのだ。
さて、まずは夜の東名高速を浜松西ICまでひた走ります。
12月28日に出発でしたが、帰省ラッシュはまだ先みたいですね。
クソ寒すぎて途中のPA/SAで休み休み走る。
隣のV-Strom 250くんはたまたま隣にとまっていたものです。
極太エンジンガードとフルパニアかっこいいです。ていうかアフリカツインとたいして車格変わらない気がします。今回の旅程でV-Strom 250を2台、1000を3台も見てしまいました。Vストファミリー相当売れてるんじゃないの??
浜松西ICから国道1号バイパスを経て42号に至り、渥美半島の先っぽまで走ります。なにげにこれが苦行で、ICから70キロ以上、2時間近く走り続けなければなりません。特に42号はほぼ全線追い越し不可能なので、前にのんびり4輪がいるともう辛い。
明るくなってようやく伊良湖が見えてきました。
伊良湖と鳥羽を結ぶ伊勢湾フェリーは8:10が1便目ですが、見事に目の前で出港してしまいました。関東から1便目に乗るなら夜中の3時に出ても間に合わないらしい。
仕方ないので1時間後の2便目を待ちます。
750cc以上のバイクは往復で7,740円。
平日料金の場合、高速道路を自走して行くコストよりもはるかに高いのですが、約1時間は仮眠ができる、寒い中100キロ以上の走行をカットできるメリットは大きいです。
はい、鳥羽に到着。片道55分、着席したら即寝しました。
ついでに船内にとめる際に左側のサイドケースを壁にぶつけました。まあスロットル開けずに足で前進させていた状況だったので樹脂のガードに塗料片がついただけですが、サイドケース着けている人は横幅がいつもと違うことを思い出そうね・・・!!
しかし左サイドケースだけ乗降時に蹴り飛ばすわぶつけるわで傷が増えるなあ。ケース自体はやたら頑丈なので、多分ボコボコになっても使えると思います。
1日目の工程としては、パールロードで南下して志摩に突っ込む手前で県道16号→国道260号を紀伊長島までひた走り42号に合流、尾鷲、熊野、新宮を経由して那智勝浦町で一泊します。
うーん、なんか伊豆っぽい風景ですね。
パールロードはカキ小屋が点在しておりにぎわっていました。私はそこまで好きじゃないのでパス。スペイン村の手前までうねうねと走ってきましたが、著名なツーリングスポットという割には「うーん???」って感じでした。個人的には1度行けば十分かな。良さ味がどうしてもわかりませんでした。
まあ景色はいいんですけどね。
この2日間はとにかく日差しが強く、ヘルメット越しに顔が焼けまくり。
海沿いに走ります。
今回のツーリングではこれが楽しみだった。
太平洋側の方が明るいイメージがあるのか(失礼)、能登半島みたいに日本海のちょっと暗いイメージとは違う趣があり、これはこれでいいかなと。ていうか基本こっちは暖かくていいですね。冬の一泊ツーリングの定番になりそう。
国道260号に入りました。
南伊勢町、広すぎない?延々2時間くらい走っていた印象が。
基本的にフツーの地方道です。前に爺さま運転のノロノロ軽トラとかがいるともうアウトです。紀伊長島につくまで相当時間を食いました。
景色はわりと何でもありで、平地もあれば・・・
海もあり、
山道もあり、まあ同じ景色が延々と続くようなことはないです。
そんなこんなで長島の道の駅についたのは13時すぎ。
道の駅の食堂でマンボウのフライが食べられるのでチャレンジ。
魚のくせに食感と味がイカっぽい。
一度食べれば十分ですね。(今回はこればっかだな)
長島から国道42号に再度合流します。
まずは尾鷲に入るのが肝要。
ちなみに紀勢道が紀伊長島ICから尾鷲北ICまで無料区間なので下道は交通量は目に見えて減った印象。快走路になってきました。
しばらく走ると尾鷲市街に入ります。国道425号を走るときはここが拠点になるのかあ・・。中心街がやたらコンパクトですが、マクドナルドとコメダは確認できたので、あとはビジネスホテルがあればここで一泊していくのもいいかな。
で、尾鷲から隣の熊野市までは紀勢道というショートカットを除くと、山沿いの42号、海沿いの311号の2ルートがあります。どちらも走りたいので往路は42号をそのまま進み、復路で311号を走ることにしました。
尾鷲市街地を抜けるといきなり閑散とした山道に。
交通量もズドンと減ります。これまた尾鷲南から熊野大泊まで紀勢道の無料区間がありこんな山道をグネグネいかなくても長大トンネルで山をぶちぬいた快走路があるので、そりゃ誰も通らないよなと。途中に道の駅もあるんだけどなあ。
フェリーで乗りつけてから数時間、ようやく楽しくなってきました。
すっげー山深い。はっきり、わかんだね。
この区間はとにかく楽しめました。
熊野市に入りました。
道の駅で休憩。
本日の宿までまだ50キロ以上あるのか・・・。
静岡から海をこえて続く珍しい国道です。
熊野市街、新宮市街は海沿いで似たような景色が続きます。追い越し禁止の一本道で、この区間は高速も建設中なので下道しかなく、交通量がめたくそ多い。延々と前のクルマについていくだけなので特に面白いこともなく。
この区間で疲れが10倍増しになり、もうさっさと宿に入りたかったので新宮から勝浦までは紀勢道(これまた無料)でショートカットしました。
本日のお宿はこちら。関西では有名らしい。
夕飯はバイキングでイイ感じでした。
温泉に入って20時には寝てしまいました。健康生活!!
1日目の総括としては、
・紀伊半島ツーは尾鷲からが本番→関東から遠征するにはいかに尾鷲まで素早く、疲れずに移動できるかが決め手
・42号の尾鷲〜熊野間の山道おすすめ。
・伊勢志摩つまんね(個人的感想)
熊野〜新宮間の海沿い(42号)はとにかくストレスたまるので今回は走っていませんが国道311号と168号で山の中を遠回りしてきたほうが却っていいかも。季節的に山の中は避けた方がいいかなと思って選択しませんでしたが、次回訪れるときは試してみるつもりです。